去勢をすることになったきっかけ
まず最初に知っておいて頂きたいのが、去勢の手術をすることによって猫ちゃんが死んでしまう可能性もあるということです。それを知ったうえで以下の私の経験をご覧いただければと思います。
猫と一緒に暮らすようになって1年半が経ちました。猫を飼っている皆様なら経験があるかと思いますが、ものすごく困っているのがおしっこ(マーキング)です。
一緒に暮らして半年ほどたった頃からマーキングや鳴き声が気になるようになりました。座椅子、じゅうたん、床、座布団などいたる所でおしっこをするようになってしまいました。
猫のおしっこは匂いがきつく、拭いても拭いても匂いが気になります。
家族として迎え入れて、これからも長い付き合いになるのに、このまま暮らしていく事ができるのか不安に感じ、解決方法を探ったところ、去勢が効果的であるという結論に至りました。
賛否両論あるのはもちろんわかっていますが、家の中だけで飼っている猫にとって発情期はストレスにしかならない、そして私たち飼い主のストレスにもなると感じます。
この先もずっと仲良く一緒に暮らしていきたいと思い、去勢をすることにしました。
去勢した時の記録
うちの猫の去勢時期、費用、手術方法を参考までに。
去勢の時期:1歳3ヶ月(理想は半年から1歳の間だそうです)
場所:近くの動物病院費用:16,500円(税込み)
(目安としてください。病院によって金額は異なります)
※手術経過が順調であった場合。うちの子の場合は順調で他に費用はかかりませんでした。
手術方法:前日の夜からエサを与えず、先生に猫の状態を診てもらい麻酔をしました。その後睾丸周辺の毛を刈り取る。
その後、玉袋?を切って睾丸を取り出して切除します。
玉袋は縫ったりせずに自然に治るのを待つそうです。
傷口をなめたりしないようにエリザベスカラーを1週間ほどつけておきます。
1週間後再度病院へいって先生に状態を診てもらっておしまいです。
因みに、エリザベスカラーを付けているときは机の角や壁にガンガンエリザベスカラーをぶつけてちょっとかわいそうでした。1週間のがまんですね。
去勢後のるうく(猫)の変化
去勢から1週間経ち病院へ行って診察をしてもらい、傷口の状態も良好で心配ないと言われました。
まずおしっこですが、1度だけ床でしてしまいましたが、それ以外はちゃんとトイレでおしっこをしてくれます。
去勢してから現在まで1年3ヶ月経ちますが、1度もトイレ以外でおしっこをしたことはありません。
そして、夜中に大きな声で鳴いていたるうくですが、メスを呼ぶような鳴き方は無くなり、気になる程、鳴いたりすることはなくなりました。
去勢の効果はものすごくあったと思います。
実家の猫も去勢した話
実家にも猫を飼っていて、るうくと比べると気性がものすごく荒く、飼い主の手や足を血が出るほどかみついてくる猫でした。
自分がマーキングしたところを拭くと怒ってきたり、ひどいときなんかは、じゅうたんにこぼしたお茶をティッシュで拭いたときに自分のおしっこを拭かれたと勘違いしてものすごい勢いで噛みついてきて流血する程でした。
実家のおばあちゃんに「うちのるうくは去勢してものすごく変わったから、去勢をすれば性格が変わるかもよ」とアドバイスしてみました。
その結果、去勢手術することにしたのですが、その時の年齢は2歳7ヶ月でした。
これぐらいの年齢になってしまうと、効果が期待できないかもしれないと病院の先生に言われましたが、これからの暮らしを考えるとやはり不安で、去勢をすることにしました。
るうくと同じように睾丸をとってもらい、無事手術は終わりました。
現在1年くらい経過しましたが、おしっこはたまに絨毯でしちゃったりするようですが、ほぼトイレでしてくれるそうです。
そして、血が出るほど強く嚙みついてくることはなくなりました。じゃれる程度で済んでいるようです。
なので「ほんとに去勢してよかった」と言ってます( ´艸`)
私も去勢した後の猫を見せてもらったのですが、表情が穏やかになったなと感じました。
余談ですが、去勢をした猫2匹ともまたたびが大好きだったのに見向きもしなくなりました。個体差があるとは思いますが不思議ですね・・・。
去勢を考えている方へ
以上のように我が家では去勢の効果は絶大でした。
同じようにおしっこの事や、気性のことで悩んでいる方の参考にしていただければと思います。
ただし、最初にもお伝えしましたが、全身麻酔や手術によって死んでしまう場合もあるそうなので、病院の先生とよーく相談して慎重に考えてから去勢をするようにして下さい。